父トゥウィッチの葬儀があった。
父さん…
ハルばあさんに目をつけられ、バンプ家の一員となった父さん…
仕事も武術も万年最下位だったのに、いつの間にかベスト5と呼ばれるようになっていた父さん…
病気になった僕を温泉につれてって、知らない人に「この子病気なの」って紹介してくれた父さん…
ヒゲ…
やさしかった父さんの、かつてはイムだった父さんは
ワクトの元へと旅立って行った…
僕試合してたけど。
その甲斐あってか、無事武術長に就任。
双子の息子も生まれ妻も老けた。
そして数年後… 母がワクトの元へ召された。
ついにこの日がやってきた
この僕が支配者になる日が!!
訪れた運命の日… 議長選挙
続々と訪れる人の波… 僕へと続く長蛇の列
ニヤリ。
やった…ついにやったんだ。子供の頃からの夢を、ついに僕は叶えたのだ。
俺が帝王だ!!
ここは俺の国だ、服の色は変な色! 挨拶はイムイム! 教育方針は意地悪く!
帝王としてやる事はあまりにも多すぎる。 ここらでこんな日記をつけるのも終わりにしておこうか
いや、そうだな… この日記は息子に託すことにしよう。
ちょうどふたりは今年で成人 さて、どちらに任せるべきかな |
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